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戦国時代・・・春秋時代に晋という国が趙・魏・韓という3つに別れ、主に秦・楚・斉・燕・趙・魏・韓という大きな国がが覇権を争った時代。
この時代に活躍した人物が書かれた小説を紹介する。
その前に春秋時代の小説で面白いのがあったので先に紹介。
「小説 孫子の兵法」 鄭 飛石 著
前回で紹介した「范蠡」と同じ時代で敵対国である呉で活躍した孫武という人物にスポットを当てた作品。
呉という国は越に滅ぼされるまでは覇者として君臨していた。そこまで押し上げたのが孫武と伍子胥の二人。
伍子胥という人は復讐に生きた人で、現代では考えられない事もやったので敬遠しがちだが、まぎれなぎ名将でありこの作品にて生涯が語られてるので紹介してみた。
時代を戻して戦国時代。色々な人物がいるのだが小説になってるのは意外と少なかったりする。
「孟嘗君」 宮城谷 昌光 著
その人物が持つ影響力というのがある。それをいかんなく発揮してたのがこの「孟嘗君」こと田文だろう。
実際にこういう功績があるぞ!と言われると疑問に思えてしまうのだが、宮城谷 昌光さんの手により見事な生涯が描かれている。読み終わった後に暖かくなれる作品としてはNO.1と思う。
「楽毅」 宮城谷 昌光 著
前にも紹介したが再度紹介。時期的には上記の「孟嘗君」とほぼ同じ。燕の将軍として趙・楚・韓・魏と共に連合して斉を攻め斉軍を撃破。さらに燕軍のみで斉の70余城のうち2つを残して占領するという多大な功績を上げた人物。諸葛孔明や劉邦が崇高したと言われて居る。
「白起」 塚本 青史 著
こちらも以前に紹介。戦国時代末期の秦の名将。
「青雲はるかに」 宮城谷 昌光 著
上記「白起」と同じ時代の秦の宰相、「范雎」の波乱の生涯を描いた作品。
魏で殺されそうになり瀕死に、機転を利かせ秦へ逃亡し復讐を図る。
復讐と聞くと凄惨なイメージがあるのだが、宮城谷 昌光さんが上手く表現していて、それほど暗くならずに読めるはず。