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予定表とかを見て意外と安いと思った人が大半だと思う。
SCE以外のメーカーはさぞ血を流しながらの価格だと思う。
が、画面を見た限りでは、まだPS2に毛が生えた程度にしか自分には見えない。
このまま長期的に6980円(税込7329円)で続くのなら客としては嬉しい限りである。
PS3で言われているのは、開発費の高騰。
長くなってしまったのでたたむ・・・。
2Dを主体にしたゲームではそれほど問題にはならない。
だが今回3Dで出来ることが大幅に増えた。
この「大幅に増えた」が開発費の高騰に繋がっている。
ただ同時に扱えるポリゴン数が増えただけなら苦労はしないのだが、PS2では厳しかった事がPS3では出来る。
と、いう事は、いままで誤魔化してた部分もきちんと作らないと駄目になってしまった。
PS2における3Dというのは各社の涙ぐましい努力でもって頑張って作っていた。
例を挙げるならFF12のアーシェのスカートがポリゴン数を稼ぐためにどんどん短くなっていった。
この理由付けによりミニスカートというファンサービス?と共に仕様という形で納得させていた。
PS3ではPS2でやっていた努力は必要無い位のスペックを持っている。
その代わりにPS2で出来なかった(やっていなかった)事をやらなくてはいけなくってしまった。
やろうと思えば長い髪の毛が1本も服などに隠れることが無く、さらに太陽の方角によって光沢がリアルタイムに変化する。
追い討ちに背中にヒラヒラと舞うマントを装備し、舞うマントとぶつかった髪が跳ねる。ということも可能になる。
これを実現するのに一体何日かかるのだろうか?。
メーカーとしてはこれらをライブラリ化して一度作成してしまえば次に作成する時に簡易化できるようにするのだが、今回はその作業が果てしなく感じてしまうのではないかと思う。
だからといってそれが完成するまで待ってたら会社は倒産してしまう。
なのでその時点での出来たことだけでソフトを作り販売しなければならない。
そんなソフト売れるのか?と思う人も居ると思う。
ぶっちゃければメーカーが相手にするのは買ってくれるユーザーでは無く、小売店である。
もちろんユーザーが見向きもしないソフト内容であれば小売店も見向きもしないが・・・。
基本的にゲ-ムというのは売り切りである。つまり小売店に並んだ本数だけメーカーに売り上げがある。
もちろん売れなければ小売店が血の涙を流しながら安売りするのである。
当然そういうソフトを作ったメーカーに対して、次回から気をつけようという意識は芽生える。
メーカーとしては1年もしくは2年に1本しか出せないA級ソフトの開発費を稼ぐためにB,C級のソフトを開発しなければならないというジレンマがある。
そんなジレンマなんて必要無いと思う人が大半だろうがどうしようもないのである。
そんなソフトの中にも固定ファンが付いたりすれば儲けもの。続編作れば低予算でもそれなりな本数が望めるし、小売店にもアピールしやすい。
こうして1作目を超える続編ソフトがなかなか出ないでいる。
次に金策として考えるのがリメイクである。
これは遠くはFC、近くてPS1で人気が出たソフトを今風にアレンジしたりして現行機で出す。
これをもっともやってるのはコーエーだろう。最近あまりにもあからさますぎてんあだかなぁと思ってしまっている。
しかもコーエーの場合はあまりアレンジが無いだけに余計にそう感じてしまうのかもしれない。
ちなみにリメイクではないが廉価版発売も一つの金儲けである。
中には廉価版発売においてバグを直したり追加要素を入れたりする優秀なメーカーもあるが、基本的には廉価版発売時に売れ残ってるフルプライスのソフトがあったとしても関係無しに販売する。当然廉価版の価格合わせて値段を下げて売ることになる。小売店は泣いている。
基本的にリメイクというのは概ね歓迎されていると思う。いまさら昔のゲーム機で遊ぶのもアレだろうしどうせ遊ぶならより綺麗な画面でと思ってしまう。
もちろん中にはどうしてこんなリメイクの仕方するんだYO。と叫んでしまうリメイク作品もあるが・・・。
ここでWii「バーチャルコンソール」のタイトルが出てくる。
前置きが長くなって申し訳ない・・・。
これの前提としてあるのは基本的にそのままの移植であるという点。
FCやSFCのエミュレーターを内臓し、当時のプログラムをそのままDLしてエミュレーターで動かすシステムだと思う。
なのでメーカーとしては開発費というのはほぼ発生しないはず。つまりDLした分だけ利益になるという事なのだが、この「バーチャルコンソール」に流していいと判断するのかどうか微妙なメーカーが多いと思う。
これに流すよりはリメイクして出した方が売れるんじゃないか?と思っているメーカーが在る訳だ。
筆頭がスクウェア・エニックスだろう、もちろん代表作はファイナルファンタジー(以後FFと略)だ。
このFFシリーズ、GBAで4,5,6を、DSで3が出た。
ここで問題なのはGBAで出る(出てる)4,5,6だ。
リメイクということで多少の改善や追加要素が入ってるのだが、「バーチャルコンソール」にこれらのタイトルを流してしまうと当然GBAで出したリメイクの売り上げに影響してしまう。影響しないようにするには魅力的な追加要素を入れなければならず、そうするとDSで出した3のように大幅な開発費がかかってしまうのである。
GBAはグラフィック能力がSFCと同等ということもあり、たいした開発費をかけずに出せ、大幅に利益が見込めるハードである。わざわざ「バーチャルコンソール」に流す必要が無いのだから、同じ手法で行こうと思ってるソフトに関しては「バーチャルコンソール」には流れないだろう。
これはこのメーカーだけでなく、他のメーカーにも当てはまる事だと思っている。
懐かしいと思いながら変わらない画面のまま遊びたい想いと、どうせならと当時のシステムのまま綺麗な画面で遊びたい想いと、想いを裏切る形でリメイクされたソフト。
果たしてどれが良いのか興味が尽きない。
個人的にはFC、SFC、MDのソフトに関してはバッテリーバックアップの電池の寿命という点から、是非DLして遊びたいソフトが数本ある。そのタイトルが出てないから現状では価格が高いと感じているのかもしれない・・・。
PS3のソフト価格はこれからも上がっていくだろう。
SFCの時は1万円越えてじゃないという人も居るとは思うが、当時はROMという容量に応じて値段が上がっていたので皆、渋々ながら買っていたのである。しかも製造の構造上、再販が遅いというのも値段が高くても買うという要因であったのは間違いないと思う。
ユーザー心理として開発費がかかるから値段も上がるというのでは納得出来ないのである。
メディアがDVDからブルーレイになったので1000円上がりますと言われれば一応は納得する。
だがその中身がDVDで収まったんじゃない?と思わせる内容で無い事を祈る。
ユーザーも馬鹿じゃない。物事には限度があるとメーカーにはもっと思ってもらいたい。
このままだと次のゲーム機が来ない時代が来る可能性も否定出来ない。
もっと先を見つめた設備投資やノウハウの蓄積を期待したい。